《担々麺話 担担麺の現状 その3》 担担麺の本場は日本?
日本に担々麺を伝えたのは四川省出身の料理人、陳建民さんであり、日本でみられるスープの旨みとゴマの香りを効かせたまろやかな担々麺 (ちまたでは、ゴマだれまったり系などといわれる)は、当店の店主・尹東福の師であり、 四川料理の神様といわれる陳建民さんが試行錯誤のすえに日本人の口にあうようにと考案したものとされてるというのは、定説のようです。 ラーメンというものがあります。多くの人は中国や台湾からきたものとお考えかもしれませんが、 中国には日本でいうところの『中華麺』(かんすいの入った黄色がかったコシのある麺)を使ったラーメンは元来ありません。 語源となったとされる 『拉麺(ラーミェン)』は白っぽい麺で、うどんやそうめんに近い食感だそうです。 ※ 『中華うどん』がいかにして『中華そば』になったかについては、こちらの『らーめん・おもしろ談義』をご覧になってください。 尹が担々麺のことを『そば』と呼ぶたびに違和感があったのですが、これで納得しました。 ラーメンは蕎麦屋さんがつくったのですね。 『麺』も『かんすい』も中国(かんすいは正確にはモンゴルらしいです。)から伝わったものに違いないのですが、日本人から見ると意外なことですが、アメリカや中国でも『ラーメン=Ramen noodle』は、インスタントラーメンの普及もあって寿司と並んで日本食と認められていいます。(参考:Ramen - Wikipedia ※かなり詳しい説明で驚きます) 中国の人からするとラーメンの麺は堅すぎるそうですが、日本語表記がスパゲティからパスタに変わっていった当初はアルデンテが受け入れられにくかったのと同じで、 中国でもラーメンは堅麺がよいと言う風に時間とともになるかもしれません。(笑)
香港や台湾では今、『日式ラーメン』として日本式のラーメンが大流行だと聞きます。日本人の経営する店のほうが、地元人の経営する店よりも流行っていたりすることもあるそうです。 なので単純に本場=本物=美味しいと、言える時代ではなく『担々麺』も『日式(笑)担々麺』が本場だと日本の四川料理人たちは自信をもっているようです。 さらに詳しく知りたい方はこちらもどうぞ 『担担麺話』の目次にもどる。
担々麺リンク
香港担担麺王 香港で楽しめる担担麺の情報とそれに関わるスパイスなどを詳しく紹介したサイト。 香港だけでなく、四川省の担々麺についての特集はマニア必見の内容です。
中国の四川料理について
四川料理とは
参考サイト
台湾風 台湾風生活スタイルについて台湾通の高田さんが独自の切り口で綴る現代台湾の情報サイト。ラーメンや担担麺についての考察も非常に興味深いです。 本にもなっています。